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2024/03/19 14:03 | Comments(-) | TrackBack(-) |
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絶対に待ってるからね
今日書く出来事は実際に起こってからしばらく経過した内容ですが、
一人のフレに伝えたい事があって記事をアップします。




私のフレで「フレは<レア>だけ」と言っていたヒュム♀さんがいます。
彼女との付き合いは実は結構古くて・・・と言っても私が復帰して少ししてからフレ登録した方だから
1年には満たないお付き合いだったのですけどね。

私は「フレは<レア>だけ」という言葉を、
正直なところ最初は鵜呑みにする事はありませんでした。
彼女は私と同じ復帰組でしたが、メインジョブのLVは50でした。
そこまで上げた人にフレが全くいないなんて思いもしなかったから。

そんな彼女でしたが、私がラテでLV上げをしている時に、
他のジョブを上げていた彼女とPTを組む事になったのです。
確か「ねぇ?一人ならPTしない?」ととても気軽な感じだった事を覚えています。
誘い方が誘い方だっただけに、実は少し不安でした。
でもOKして、そして気がつくと意気投合してました。
その日の別れ際に彼女が「フレいい?」と言ってきました。
喜んでお互いに登録した後に彼女が言ったのが、
「私がフレ登録いい?って聞いた人は初めてw」と笑ったのです。
当初、この意味は「いつもは人から言われるけれど、自分からは言わない人」と取りました。
実は今でも何故この時彼女が私を「フレ登録」したのかは分かりません。

毎日の様にログインしていた彼女でしたが、
ある日を境にパッタリとログインしなくなりました。
心配はしましたが、事前に「突然忙しくなるから急にいなくなってもごめんね」と言われていたので、
勉強や仕事でも忙しくなったのか・・・と思って
「またログインしたら連絡ちょうだいね」とメールだけ入れてそのままでした。

それから1ヶ月弱のブランクがあって「おひさーw元気だったー?」と突然の彼女の/tell。
驚いたのと嬉しいのとで「おかえり〜」と伝えてから言葉が出なくなりました。
久々に私たちは一緒にPTを組むことになり、向かったのはタロンギ。

1ヶ月間、彼女が何をしていたか・・・、気にはなるけれど私は聞かない様にしていました。
彼女が戻ってきて、今こうして私とPTを組んでいる。
その事実が嬉しかったからです。
でも、私のそんな気持ちを察してなのか、蜂を狩りながら彼女はこの1ヶ月間を話し始めました。

初めて明かされる彼女のリアル。
彼女は子供の頃からの持病があり、入退院を繰り返して来た事、
ここ一年程はずっと調子が良かったけれど、少し体調を崩してしまって入院していた事・・・。
「もう大丈夫だから安心してね」
そんな風に話す彼女に私はうなずくだけでした。

彼女がそれまでフレ登録をしてこなかったのは、
いつログインできなくなるか分からないから。それは突然のものであるから。
その言葉を聞いた時、彼女が自分の口で語るほど軽い状態ではないという事を感じました。

そのことを知った私は、率直に言ってどう接していけば良いか迷いました。
だけど、できるだけ以前どおりに接することに努めました。
時には「そろそろ休んだ方がいいんじゃない?」とか言っちゃってましたけどね。

彼女との楽しい時間はそう長くは続かず、またしばらく連絡が途絶えました。

ある日、ログインしようとしたところ、一通のPOLメールが来ている事に気が付きました。
四通に渡って綴られたメール。

色々な事が書いてあったけれど、それは彼女のお母さんが送信したものでした。
彼女がまた体調を崩してしまった事。
病状が決して思わしくない事。
今度の入院は手術のためである事。
その入院は長引きそうだという事。
そして・・・
彼女が私に絶対待っていてほしいと告げた事。

「誰も待っててくれないヴァナに帰るのは寂しすぎるから、
わがままかもしれないけれど絶対に帰ってくるから、絶対に待っていてほしい。」と

以降は、母親としての言葉が綴られていました。
FFをしている時はすごく楽しそうにしていた事。
たった一人出来た友達だと私のことを紹介してくれた事。
だけど、彼女が全部私に話した時遊んでもらえなくなると思って、
何度かフレリスを消そうとしていた事。
彼女が私にはちゃんとありのままを知らせて欲しいと、病院のベッドで懸命に伝えた事。

私はそのメールにリアルメールのアドレスを添付して返信しました。
見てくれるかどうか分からないけれど、「私は待ってるからね」と。


数日後、伝えたメールアドレスに一通のメールが舞い込みました。

「まっててね」

たった一言だけ。
彼女がタイプしたものだと確信しました。




私は絶対にあなたが帰ってくるまでここにいます。
あなたが治ると信じて待っています。


またタロンギ行こうね。








最後になりましたが、
この文章を書くにあたって、掲載を快諾していただいた
彼女のご両親に心から感謝いたします。
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2005/06/17 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | [FFXI]-過去のお話
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