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2024/04/20 07:34 | Comments(-) | TrackBack(-) |
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連携で見えた人間模様
昨日の記事でタルフレが「連携」にハマってしまった事を書いたのですが、
「連携」に関しては個人的にいくつか印象的な思い出があって、
その中の一つと酷似した出来事に最近遭遇したので少し書いてみたいと思います。

まず過去の話から・・・。

確かレベルで言うとクフィムレベル位だったと思います。
構成までは覚えていませんが、集まったメンバーの中に一人
「まだ慣れなくてご迷惑をかけるかもしれませんがお願いします」
と、挨拶される方がいらっしゃいました。(以降、Aさんと表記。)

リーダーは私のフレでもあったのですが、
狩場などにも詳しく安心して任せられる人です。
連携についても手馴れた様子で指示をし、LV上げが始まったのでした。
レベル上げが始まると、Aさんはやはりなんとなくモタついている様子。
「大丈夫ですか?」とこっそり聞いてみるものの、
その返事が来ないくらいに恐らく操作をしている人は慌てているみたいなのです。
Aさんは連携の締めを任されていました。
でも、うまく出来ないんですよね。

最初のうちこそ皆「どんまい」「次がんばろう!」と言って励ましていましたが、
気が付くとAさんの「すみません」に反応しているのは、フレと私だけになってしまっていました。
フレ→私「連携、トス役に代わってもらうかなぁ」
私→フレ「それも方法だけれど、せっかくだから連携出来る様になるといいね」
フレ→私「だなぁ。悪いけどタイミングとか教えてやってもらえない?こっちちょっと余裕ない」
私→フレ「うん、やってみるね」

そんな感じの会話をリーダーであるフレと交わし、
今度は私からAさんへと連携についてアドバイスを送ってみる事にしました。
実際はここに至るまでに他の方も連携のタイミングなどは教えようとしていました。
でも、狩りのペースが結構早くて、ゆっくりとAさんの理解を確認しながら
説明は出来ていなかったと思います。

私→Aさん
「連携は少し遅れたかなっていう程度でも成功します」
「見ていると少し早いみたいなので、
エフェクト出た瞬間から1、2、3ってカウントしてWS打ってみてください」

次の連携の際、さっきよりAさんのWS発動が気持ち遅くなりました。
でも結果的には失敗。

私→Aさん
「そうそう、そんな感じです〜。あと少し遅らせるときっと出来ますよ」
「次は成功します。がんばって!」
そこでようやくAさんから返事が来ました。
Aさん→私
「はい」

連携を成功させようと一番必死なのは本人である事はもちろんですが、
それを見ている人も実は必死だったりします。
固唾を飲んで見守っていると、その次の連携が見事成功しました。

・・・でも問題はこの後に起こったのです。

クフィムの夕景は少し寂しげ

Aさん「連携できた!」
フレ「おめでとう!」私「おめでと〜!」
PTメン1「おめっとw」PTメン2「その調子で次もがんば〜」
PTメン3「そんなの基本だから出来て当たり前」

場が凍りつきました。
Aさんは静かに「次もがんばります」とだけ言って狩りに戻りました。
この時私は何も言えませんでした。
初めての連携成功。それもかなり苦労しての成功だったから嬉しさもひとしおに違いない。
それならそれで「おめでとう、次もがんばって」でいいじゃないかと。
何も「基本だ」「出来て当たり前」なんて言い方しなくても・・・って。

Aさんの嬉しかった気持ちが分かっていながら、
私はこの時何も言えなかったんです。

その後Aさんの連携は、さっき初めて成功したとは思えない位うまく行き始め、
結果として経験値的には良いPTという事で終了しました。

終了後、Aさんからフレにはtellでお詫びが来たそうです。
そして私にはこんな感じのtellが届きました。
「これまでのPTは皆で殴るばかりで連携は本当に初めてだった」
「"レタ"が何を指すのかさえ分からなかった」
「PT中はテンパッてしまっていてちゃんと返事も出来ず申し訳なかった」
「今日成功できて嬉しかった」「教えてくれてありがとう」と。

ただ、私とそしてフレの心の中には、
Aさんが心底喜べる環境にならなかったのが、残念で仕方ないという思いが残りました。



時は流れ、それとよく似た出来事に最近遭遇しました。
場所は砂丘だったので、ファーストジョブの人にとっては
まさに連携をこれから覚えるという人も多い環境。
先のAさんの立場にあたる人は「1月から始めたばかり」という新規の方でした。

途中で「休憩」と称して手を休めてまでも、一生懸命タイミングを説明するリーダーさん、
それを理解しようとがんばる新規さん。
だけどなかなか成功しなくて、
苦肉の策でリーダーさんがWSを出すタイミングで合図するという事になりました。
何度かやっているうちにそれは初めて成功したのです。

新規さん「おおーできたー」
リーダー、PTメン「おめでとー!!」「やったね^^」
PTメンの一人「それ基本だし」

新規さんの初連携を喜ぶ様子が一瞬たち消えてしまいそうでした。

(あ・・・あの時と同じだ)

何をどの様に言おうかなんて全然考えていなかったのですが、
以前の経験とダブってしまって「ちょっと一言・・・」と思った時、
既に他の人が言葉を発していました。

PTメン「確かに基本だけどさ、初めて出来た時は嬉しかったよねー」
PTメン「うんうん、敵見つけたらそればっかやってたよ」
リーダー「後衛さんも殴りに参加したら、他の連携も出来るけど見てみる?」
新規さん「見てみたいです〜」
リーダー「ささ、後衛さんも集まってー!脳筋タイムですよーw」

バルクルムの隠し海岸は静かでいいですね

うまいなぁって思いました。
チクリと嫌味を言ったその人に嫌味で返すのではなく、
そこからプラスの雰囲気に一気に持っていけた話術。
その雰囲気を大事にしながら新たに楽しませようとする気持ち。
その人達がどういう過ごし方をしてきたか、伝わってくる応対だと思いました。

気が付くと、そのチクリと嫌味を言った人も
「初めて連携が出来た時」の事を楽しげに語る輪の中に自然と入っていました。

言葉一つでこんなに雰囲気は変わるものなんだと。
もしもこの時
「そんな言い方しなくたっていいじゃないですか」とか
「皆でお祝いしてあげましょうよ」といった言い方をされたら・・・?
おそらく、新規さんにとっても、そして「基本だ」という言葉を発した方にとっても
決していい記憶は残らなかったはずです。

PT終了後、新規さんが楽しそうに手を振って、PTの皆にフレンド登録を求める姿を見て
つくづく「よかったなぁ」と感じたのでした。
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2006/01/08 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | [FFXI]-その他
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