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2024/04/20 03:09 | Comments(-) | TrackBack(-) |
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その「調べ」は何の為?
ウィンダスのクエスト「音楽のあるレストラン」をクリアしてきました。
先日も吟遊詩人が絡んだクエストを途中まで進めてきた所ですが、
今回のクエストも吟遊詩人(・・・というか、ここでは音楽家の色が濃いですが、)の
関連するクエストとなっています。

音楽のあるレストラン
依頼人:Jatan-Paratan(ウィンダス水の区・レストラン内)
内容:
レストランの演奏家の元気がない。
最近彼を訪ねてきた吟遊詩人に原因があるようなのだが。
攻略:
Jatan-Paratanと会話→ジュノ下層の酒場にいるRuslanと会話
→「ローズウッド材」をJatan-Paratanに渡す
報酬:フェアリーピッコロ(マーチ+2 Lv36〜 吟)

それほど難しいクエではないのですが、
このクエも短いながらなかなか良いストーリーだなぁと感じました。

主人公は水の区にあるレストランで毎日演奏をしているJatan-Paratan。
彼の元へ昔共に音楽の道を志した吟遊詩人が訪れます。
その日から彼は思い悩むようになってしまったのです。
彼の悩みとは一体なんなのか?それを解決する事が出来るのか?


ぜひ、セリフをじっくり追ってみていただきたいオススメのクエストの一つです。
以下は「かなりネタバレ」が含まれますので、ちょっと改行を入れます。
昔の仲間だった吟遊詩人が現れてから、
Jatan-Paratanの演奏は「物静かなものばかり」。
以前は「一日の疲れも吹き飛ぶような」音楽を演奏していた彼が
こうなってしまったのには理由がありました。

Jatan-Paratan「お客様はこのレストランをどうお思いです?」

彼はこの水の区にあるレストランが大好きでした。
出てくる料理の味も、店の雰囲気も。
そこで彼は自ら頼み込んで、このレストランの専属演奏家になったのです。

Jatan-Paratan「・・・・・・それなのに・・・・・・」

彼は何も話してくれません。
昔の仲間の吟遊詩人を尋ねてみると、彼に「ジュノへ来い」と勧めたのだといいます。

Ruslan「結局、断られましてね」

訪問以来、Jatan-Paratanが悩んでいる事を話すと、
Ruslanは「ローズウッド材」を手に入れて渡して欲しいと頼んできます。
ローズウッド材を手にしてJatan-Paratanに会いに行くと、
彼は自分の演奏がレストランの味や雰囲気を壊しているのだと語ります。

Jatan-Paratan「そして私は今、自分の奏でるべき音を探しているところなのです」

ローズウッド材はかつての彼の目標だった品物。
それを受け取るかわりに託されるのが「フェアリーピッコロ」なんですね。
ちなみに、ローズウッド材で作られる楽器は「エンゼルフルート」。
フェアリーピッコロと異なり、見た目も天使を思わせる白い楽器。
ジュノで吹くときっと華やかな演奏に花を添える存在になる事でしょう。

クエストそのものはここで終了。
でも、もう少しこの周囲で話を聞いてみましょう。

Jatan-Paratanの悩みはまだ消えてはいません。
ですが、隣でハープを奏でるYuli Yaamの音楽が好きだという彼。

Jatan-Paratan「この店は、私が旅の途中で立ち寄ったときのままでいて欲しいのです」

そして、隣で演奏するYuli Yaamは、悩むJatan-Paratanを心配しながらも
普段どおりの振る舞いをする事を決意します。
Yuli Yaam「言葉よりもやわらかであたたかい「音楽」で、彼をなぐさめることが出来れば・・・」
彼女の娘も言います。
Yung Yaam「前の明るい曲のほうが好きよ。あたしの雰囲気って感じだから♪」

そして、ジュノで恐らくJatan-Paratanの上京を待つRuslanはというと、
彼の悩みを「ジュノに行こうか、行くまいか」という
単純な見方しかしていなかったことに、自ら思いをめぐらせます。

Ruslan「私ももう一度、音楽というものの意味を考え直さねばなりません」

RuslanはJatan-Paratanの才能を十分分かっている人物。
だからこそ、彼の才能はジュノで開花するべきだと思っていた。
そうする事が幸せな道だと思っていた・・・そう思います。
都会で華やかに演奏する幸せと、
田舎でわずかな人達の喜びの為に演奏する幸せと。

RuslanもJatan-Paratanの演奏が大好きだった。
だからこそ、レストランの感想なんかそっちのけで彼の演奏を褒め称えたんですよね。
でも褒め称えられた為に、
Jatan-Paratanは自分が初めてこのレストランにやってきた時の様な
「味も雰囲気も」素晴らしいレストランの印象を受けなかった事を知り思い悩む。
自分の演奏はこの居場所に合っていないのではないかと。

よく言われることですが、
音楽は「音」を「楽しむ」と書きます。
音を楽しめなくなった時点で、それは「音が苦」になります。
その苦は案外簡単に他者に伝わるものなのかもしれません。
だけど、誰かに聞いてもらっている以上はリスナーの事も
全く無視する・・・という訳にもいかないでしょうね。

これって難しいテーマですよね。
だからこそ、ここでは答えを出さなかったのかなと私は思いました。
本人が「ダメだ」と思っても、案外まわりのウケが良かったり、
逆に「良い」と思っても、あまり良い反応が得られなかったり。
その人にとって「良かれ」と思ってやっても、良い結果を生み出さなかったり・・・。

なんだか、色々な事象に通じるお話だなぁと思いました。

Jatan-Paratanは結局どういった道を選ぶのでしょうか。
今後、Jatan-Paratanのその後というクエの続きの実装を・・・希望はしません(笑)。
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2006/07/12 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | [FFXI]-その他
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