「潮干狩りにでも行きたいな」
あまり時間に余裕がなかった事もあって、一人こっそりとビビキー湾に行って来ました。
そう言えば、前に来た時は、ついつい目の前にあるマナクリッパー乗り場に気を取られてしまい、
奥までちゃんと見てこなかったのですが、
今日はちょっと覗いて見ようと、奥へ進んでいきました。
やや細くなった道を抜けた先にいたゴブリン。
「見慣れない名前だなぁ〜」と思って調べてみると、
なんといきなり「とてとて」表示！
うあ･･･。思わず走っていたのを急ブレーキです。
あぶないあぶない。危うく突っ込んで行くところでした。
その少し手前では「楽」表示のゴブリンがいるというのに、いきなり「とてとて」とは。
油断出来ないですね。
すごすごと乗り場に戻って、行き先を確認すると
「マリヤカレヤリーフ遊覧」のコースです！このコースは初めて！とても楽しみです。
天気は快晴！視界良好！
では、しゅっぱ〜つ！
遊覧コースだったこともあってか、マナクリッパーは私の貸切状態。
今回もあっちこっち狭い船の上を走り回っていました。
しばらくすると、進行方向左手に二つの渦潮発見！
これを見た時に小さな疑問が･･･。
この渦潮よく見ると、右回りと左回りが混在しているのですよ。
<<以下、私も専門家ではありませんので、間違っている所があるかもしれません。>>
台風など「北半球と南半球で渦の方向が違う」というのはよく知られている事です。
自然界で出来る渦は地球の自転とその遠心力によってはたらく
「コリオリの力」（転回力）による訳ですが、
それをそのまま当てはめると、この渦の出来方は不自然と言えるんですよね。
（洗面器の水の渦などは働く力が小さくてこれには当てはまりません。）
※コリオリの力については詳しく説明すると大変なので割愛します。
決して面倒なわけでは･･･（笑）
ですが、ビビキー湾のこの混在する渦潮について、
同じ条件が当てはまりそうなのが「鳴門の渦潮」です。
鳴門の渦潮発生のメカニズムとしては、その海流、地形、満ち引きなどが影響する訳ですが、
もっともシンプルに言うなら
「早い流れ」と「遅い流れ」がぶつかるから渦潮が発生する、
という感じでしょう。（簡単にしすぎかな･･･）
鳴門の渦潮は橋を挟んで右回りと左回りの渦が混在します。
ちょうど、潮の流れの変わり目であるという事なんでしょうね。
上のSSを見ると、正面に島が見えます。さらに両脇にも島があります。
恐らく･･･ですが、この島からまっすぐ手前方向は比較的ゆっくりとした潮流で、
この島と島に挟まれた海峡部分は早い潮流があって、
それがぶつかりあって出来ているのではないかなぁと思うのです。
（まぁ、もっと細かい気になる点を話し始めるとキリがないのですけど･･･。）
鳴門の渦潮方式ならば、かなり理に適った現象なんですよね。
ここまで考えて作られたとしたら本当にすごいと思います。
実際に、どうやらこれらの事を考え合わせて
作ったんじゃないかって思える場所が
この先にあるのです。
二つの渦潮の場所から進んでいくと
さらに大きな渦潮が見えます。
中央付近から噴き上げる潮がなかなかの迫力ですが、
この潮の渦の巻き方に注目すると面白いですよ･･･。
ガイドの台詞でも
「この辺りは潮の流れが激しいよ〜」と
いった内容な事をしっかり言ってますしね。
ヴァナの自然は本当に面白いです。
作り物のはずなのに、
どこかにリアルさが感じられます。
そんな事を考えながら船に乗っていると、
徐々に見えてきた珊瑚礁。
さっきまで渦潮の事をぼぉーっと考えていた事も
すっかり忘れて、その景観にうっとり。
遠くではエイも泳いでいます。
もっと色々動き回りたかったのですが、
この時Clotがいたので、サポ白のレベルではスニークも使えず息を潜めざるをえず、
片側からしかその様子を伺う事が出来なくて残念でした。
珊瑚礁を堪能した後は、
「もうすぐ夕照桟橋に着いちまうぜ。楽しい時間はあっという間だよな〜〜。」
という切ない台詞が･･･。
夕焼けで赤紫に染まる空を見ながら今日はその場でログアウトしました。
あ、あれ･･･潮干狩りは？（笑）
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