冒険者にとって「ゴブリン」は怖い存在でもあり、
そのユーモラスな動きからは憎めない存在でもあり・・・。
動きもなかなか凝っていて、
低レベルの方でも気軽に見られる動きの中ではDiggerの動きが好きです。
Diggerがアイテムを埋める様子を初めて見た時は、
つい自分が絡まれるレベルだという事も忘れて追いかけていっていきましたから。
さて、そんなゴブリンなのですが、私はよく「哀愁」を感じてしまいます。
よくよく考えてみれば、冒険者に倒されたときも
なんとも愛嬌のある倒れ方(というか、へたりこむ)をしますよね。
その倒れ方も妙にぬいぐるみのようで可愛く見える事もありますが、
一方でとても悲しげにも物憂げにも見えてきます。
少しまるくなった背中がそう感じさせてしまうのでしょうか。
撮りためたSSの中には
フライパンを持って冒険者を攻撃してこようとする様子や、
自分に爆弾を放り投げようとするユーモラスな瞬間などもあるのですが、
一番多いのは、やや薄暗い中でゴブリンが佇む姿なのです。
「**scene**」よりNo.237ゴブリンにも色んなタイプがいますが、
私は背中にリュックサックを背負って、
てくてくと歩くたびにゆらゆらカップが揺れているタイプが好きです。
ちょっと小さいですが、こちらは賞金稼ぎのゴブリン(Bounty Hunter)。
以前はこの位置では見られなかったゴブリンです。
このタイプの特徴でもある、素早い動きでウロウロと海岸線を徘徊しているのですが、
ふっと立ち止まった時、まるで海の向こうや月を見ているようで、
思わず一緒にいたフレに「ゴブが月見てる!」とやってしまいました。
何かを思って見つめているような様子はやっぱり哀愁があると思うのです。
恐らくお昼の明るい日差しの下で撮影していれば、
哀愁ではなくむしろ何か希望にみちた雰囲気に見えなくもないのでしょうけれどね。
「**scene**」よりNo.45ゴブリンをモチーフにしたこれまでで一番好きなSSは上のものです。
このSSを撮るのにゴブリンの後ろを着いていきながら、
その背中に私は色んなストーリーを想像しました。
月の光に導かれて旅をするゴブリン・・・、
遅めの家路につくゴブリン・・・、
冒険者達の目を逃れて疲れて歩くゴブリン。
確か撮影当時は、
これから旅に出ようと家族と別れる寂しさを抱きながらも、
足取りが力強いゴブリンをイメージしていました。
ですが、今見るとその時の印象とはまったく異なるものが想像できるのです。
一枚のSSで色々想像が出来る・・・それだけでもとても面白いなと思います。
中でもゴブリンの背中は、不思議と色んな物語を想像させてくれます。
様々なゲームでおなじみの「ゴブリン」という存在ですが、
私はFF11のゴブリンが一番好きです。
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