「強い貴方に会いたくて(前編)」の続きです。
私自身、初めて辿り着いた「王の間」。
タルフレももちろん初めての場所で、お互いにひたすら記念撮影。
「んじゃ、15分で!」「もう一回〜30分で」
ヴァナ時間を見ながら、その時間が特定の時間になったと同時に二人でエモを発動。
それを何枚も撮りながら、今度は目の前に広がる光景にはしゃぐ二人。
心置きなくその時間を楽しんだ後は、いよいよ闇王に謁見です。
目指すのはあの扉の向こう!
扉の前でリレイズをかけ、プロシェル、ストンスキン、ブリンク、アクアベール、そしてヒーリング。
食事をとって鞄の中のアイテムを再確認。
MPが完全に回復したところで扉をターゲットし、中に入るとイベントが始まりました。
イベントが終わり画面が切り替わると、まず印象的なあのBGM「Awakening」が流れ始めました。
あぁ、やっぱりカッコいい!俄然テンションが上がってきます。
ジュース類を取った際に鳴る少し甲高いSEが、また気分を盛り上げてくれます。
「じゃ、どこまで削れるか・・・出来たらこの曲をワンコーラス聴きたいね」 「うん、がんばろー」私のパライズでスタート。一通りの弱体をタルフレと二人で入れます。
レジストされる事なく入った弱体を見てちょっと満足します。
先に闇王に直接攻撃を開始したのは私。片手棍を振り下ろして大きな身体の闇王に挑みます。
それを見てタルフレは私と離れるような位置に陣取りました。
一応事前に、私は物理担当、タルフレが精霊担当と決めていました。
これは回復に必要なMPの事を考えての事でした。
攻撃も当たるし、強くはないけれどダメージもしっかり入っています。
タルフレの魔法は様子見でII系を使っていたのですがやはり強力です。
でも、まだまだ序盤。闇王との戦闘は始まったばかりです。
「結構削れてる」 「うん」 「次、?系使う」 「おk」レベル60の現状で使える最高の精霊魔法「エアロ?」が、闇王に当たりました。
タルフレを猛追し始める闇王にフラッシュ!さらにケアル?、ケアル?を連打。
なんとかタゲを取り返した時には今度は私が滅多打ち状態になっていました。
それを見て私を回復をしようとしたタルフレ。
「ストンスキン先張って!」 「了解」 「ピンポン(※)いこか」「おk、おいらからいく。レアさんもストスキして」「下がったら、壁(ストンスキン)から回復先にいく」 「わかった」※ピンポン
敵を挟むように位置を取って、交互に魔法を撃つことで一人に攻撃を集中させず、
且つ場合によっては攻撃そのものを無効化する方法。
敵が魔道士の間を行ったり来たりする様子から「ピンポン」と私達は呼んでいます。
前衛さんが行なう「タゲ回し」の後衛版みたいなものですが、広いスペースが必要です。タルフレによる私の回復で一時的に闇王が私から離れたのを見計らって、
私もタルフレの対角線上ギリギリまで下がってハイポーションなどで回復します。
低レベルのときにやった事が闇王戦で日の目を見るなんて・・・。
少しずつではありますが闇王のHPを削って行き、およそ半分程度まで削れました。
でも、既に私の MP が残り100ほどで危なくなってきました。
アクアムルスムをがぶ飲み&ハイエーテルも飲み干してMPを回復。
ある程度状況が落ち着いたかな・・・と思った時でした。
闇王がアイススパイクを唱えたのです。
次の攻撃の瞬間私はアイススパイクの効果で麻痺しました。
パラナを唱えようとしても出てくる「麻痺」のログ。
「ごめん、麻痺」タルフレがパラナを唱えようとしてくれたのですが詠唱中断。
攻撃はタルフレに集中します。
回復しようにも麻痺。
自らを麻痺から解こうにも、その麻痺は強力でなかなか振りほどく事が出来ません。
どんどん悪化する戦況。黄色から赤に変わるタルフレと私のHP。
そこに飛んで来たタルフレからのパラナ。
既に潤沢なタルタルのMPも自らを回復する余裕は残されていませんでした。
間に合え〜〜〜〜。
女神の祝福。
一気に回復する二人。それと引き換えに私はひたすら攻撃されます。
ハイポーションと軽めのケアルをしながらしのぐ私に、タルフレも魔力の泉を使って攻撃開始。
強力な?系、?系の魔法が闇王に着弾。ヘイトは当然タルフレに移動。
私も回復をしながら、神聖魔法を唱えました。
でも・・・
負けちゃいました。
最後はタルフレが倒されて、そして私が倒されてジ・エンドでした。
最終的にどのくらい削れたのか、目の前で起こっている事に対処するのが精一杯で
はっきりとは覚えていないのですが、たぶん残り1/3くらいまでは削れたんじゃないかと思います。
「もしかしたら勝てるかもって思っちゃった」「うん、私もー」「やっぱり闇王強かったね」「強かった〜、アイススパイクがもう・・・」「麻痺しまくってたねレアさん」「ほんと、ごめんねー。あれで戦況変わったかも」「いやいや、あれは仕方ない」「でも強くてよかった〜」「なんか分かる気がするw おいら達に負けてたんじゃ闇王やばいよね」「そそ、そういうこと!」メンバー全員が戦闘不能につき、退出します。ここに来た時、決して勝ちに来た訳ではなかったし、
事前の情報収集からも総合的に見て「負けるだろうなぁ」とは思っていたのですが、
戦闘をしているうちに欲が出てしまいました。
そして「もしかしたら・・・」と頭によぎった時に一気に畳み掛けられたのは、
闇王に心の闇を覗かれてしまったのかもしれません。
まぁ、結論からいうとまだまだ力不足でした。
とはいえ、黒魔道士と白魔道士の二人でここまでやれた事は、ちょっぴり自信に繋がりました。
もちろん、普段一緒にパーティをしている機会が多いからこそ
相手の行動が予測出来、息が合った部分がある事も想像以上に粘れた要因だと思っています。
終わった後は敗北した闇王戦の余韻に浸りながら、まだしばらくその場に留まっていました。
次は食事はこれにしよう とか、この時はこういう風に行動しよう とか、
話し合っていると、やっぱり私はこういう戦闘が好きなんだなぁと改めて思うのです。
前日から闇王と戦うのが楽しみでログインした後もワクワクしていました。
戦っている間も楽しくて楽しくて。
今ではジョブとレベルによってはソロでも倒せる闇王の
「強さ」と「底力」を味わう事が出来て本当に面白かった。
本当はもう少し下のレベルでフルパーティで来れれば理想なのでしょうけれど、
今はそれが難しいという現状もあります。
次に私がここに来る時、どういった形で闇王と対戦することになるかはまだ分かりませんが、
今回のように目いっぱい楽しめるパーティであればいいなぁと思います。
そうそう、
一つ無念だったのは闇王にとっておきのホーリーをお見舞いできなかった事。
タルフレも古代を撃ってみたかったそうなので、
これも次回以降の楽しみに残しておこうと思います。
これにて、「レベル60&AFフル装備記念・闇王二人旅」はおしまい!
こんなに長い文章を読んでくださった方、ありがとうございました。
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参考にならない可能性の高いメモ
装備:
MPを増やす方向でチョイス
リフレシュ装備は持っていません
食事:
ロランベリーパイ
次回挑戦するなら防御UPの食事にしようと考えています。
MPも増えるなら「シャル貝パイン蒸し」とか「タブナジア風サラダ」とかかな?
準備したもの:
ハイポーション×10本、アクアムルスム×2ダース
ハイエーテル×3本、ヤグードドリンク×6本、パママ・オレ×6本
※MP確保も大事なのですが、途中から魔法無効、物理無効のバリアがはられる為、
魔法無効時間に回復出来そうかなと思いました。
あとはエンチャント系の装備品をうまく使いこなせれば、MPの節約がかなり出来そうかなぁ。
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