「hola!」(お、外国の人か。テレポホラね、おっけーおっけー)
さっき私がホラを唱えていた時に見つめてきていたので、
てっきり「テレポホラ」が必要で声をかけてきたのだと思ったのです。
ちなみにホラの綴りは「holla」。タイプミスだと思ったんですよね。
「テレポホラ?」と一応確認しながら、相手の方をパーティにお誘いしてました。
パーティに加わった相手のHPを見てびっくり。まだ100にも満たないHPだったのです。
メンバー詳細で見てみるとまだサポもなくレベルも3。
初心者さんを示す「?マーク」もついています。
これは・・・相手の方は単なるワープが出来ると思って勘違いしてしまったかも。
ですが、倉庫さんを運ぶ都合で依頼してきてるのかもしれないし。
「【こんにちは。】」
「hola!」
せっかちな人だなぁ、それにまた綴り間違ってるよ・・・。
そう思いながらその方のそばに向かっていました。
あああああああ。そっか!そういうことか!
hola! ってスペイン語で「こんにちは」とか「やぁ」だった事を
ここに来てようやく思い出したのです。(ちなみに仏語でも呼びかけの言葉になりますね)
相手の方はいきなりパーティに誘われて多分テレポホラとか訳も分からずに
「なんだ?」と思っていたと思います。
しまったなぁ・・・と、こちらが勘違いした事情を説明します。
「あなたの言った"Hola"(オラ)を、
私が使える魔法"Teleport-Holla"(ホラ)と間違えてしまった」と。
相手の方は大笑い。まさか向こうも予期してない勘違いだったのでしょうね。
多国語サポートならではといった感じです。
その後「ホラ」というものがなんなのかという話になって、
その場所に連れて行ってくれという事になりました。
あなたのレベルでは少し危険かもしれないよ?と伝えると、「私は冒険に来たんだよ?」と。
レベル60の白魔道士の護衛付きではありましたが、特に私が心配することもなく
オークやゴブリンはそっと避けながらホラの岩に到着。
ラテーヌに入ってから歓声ばかりをあげているその方を見て、
こういうのもいいものだなぁと思っていました。
そうそう、そもそも私に声をかけた理由なのですが、適当に声をかけていたみたいです。
いうなれば、
「ヴァナディールに来ました。みんなよろしく!」っていう感覚で声をかけていたのだとか。
私を見つめた事も、その後私に声をかけた事も単なる偶然。
色んな物が珍しくて、見慣れない装備などがあるとみつめていただけみたい。
ひとしきりホラの岩での観光を終えたあと、帰りは「一人でサンドリアに帰ってみる」と
パーティから離脱して一人ロンフォールに向かうその方の背を私は見送っていました。
ヴァナディールへようこそ。
次に会う事があったら、私も「hola!」って返せるといいなぁ。
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