最近釣り熱が再燃中・・・と書いた事も記憶に新しいのですが、
現在釣りポイントにしているクフィムから別の場所に移動しようと思っていたこの日、
残りのエサを消費する為にまたクフィムの岸壁で釣り竿を振っていました。
昼間はやや曇りがちだった空が、夜になってからすっきりと澄み渡り、
星がはっきりと見えるようになっていました。
波が打ちつける音に被さるように流れる釣りのBGMが、なんとも暢気な感じで
場に合わないなぁなどと思いながら、釣り用のマクロをポンッと押し、
魚がかかるのをぼぉーっと待っていたのです。
あいにくそのキャストでは魚がかからずに、何気なく視点を変えて景色を見ていた時でした。
空に淡い黄緑の光が出現し始めたのです。
その光は徐々にはっきりとクフィムの空で揺らめきながら他の色を纏い始めます。
虹色のドレープ状の光がクフィムの空をふんわりと包んでいました。
私がヴァナでまだ見た事がなく、いつか見たいと思っていたオーロラでした。
しばらくはただぼんやりとその光の動きを見つめていたのですが、
はっと思い立ち慌ててクフィム中を走り回ることに・・・。
私が見た時は、オーロラは大きく分けて二箇所に出現し、
一方では赤・黄・緑のグラデーション、もう一方では
黄緑の単色のグラデーションのものがありました。
その光はとどまる事なくゆっくりと動いています。
もっとよく見える場所がないか、
移動している間も少し形を変えながら動いていくオーロラ。
高い岩と岩で隔たれた通路を通ることすら
もどかしいくらいに、気持ちだけは猛ダッシュでした。
行けるものならデルクフの塔まで
走ってみたかったのですが、結局走っている時間が
惜しくなってしまって、今見える景色を楽しむ事に。
最終的に落ち着いたのは骨の上(クフィム島に出てからすぐ右手)・・・というなんとも妙な場所ではありましたが、
全体の見晴らしが良くて、二ヶ所に出現したオーロラを
両方堪能することが出来ました。
オーロラの影響で明るく彩られた夜空でしたが、
天候が変わり、徐々にその色が本来の夜の色に融けてゆきます。
最初に赤い部分が・・・次に黄緑の部分が。
最後には一番明るい黄色の部分がじんわりと消えていきました。
消えた後はそれまでオーロラ出現で上がっていたテンションが、
なんだか行き場がなくなってしまい、少しだけ感傷的な気分になってしまいました。
オーロラ出現の瞬間から消える時まで、じっくりと見る事が出来たのは
幸運でもあったし、なにより「釣り」という時間のおかげでした。
やっぱりこういう時間も必要だよなぁ・・・と妙に考えてしまったりしました。
クフィムでのオーロラは、天候が「光」
(←のアイコン)の時に出現します。
オーロラが見られるのは、他に空(ル・オンの庭)でも見る事が出来るそうです。
ただ、こちらは見るどころか足を踏み入れることすら出来ません(笑)。
いつか見られるといいなぁ。
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