「民家」とはそこに住む人々の一番根っこの部分です。
民家が沢山集まって集落を作り、集落はいつしか国へと発展します。
ヴァナディールの住人の民家を見てみると、そのお国柄やお財布事情などが透けて見えます。
場合によってはその人の持つ背景の様なものまで見える事もありますよね。
ヴァナディールで一番民家が冒険者に「根ざしている」のは、
意外なことに高飛車な印象のあるサンドリアです。
民家で様々な依頼を受ける事も多い事から、サンドリアは「RPGの王道の街」ですよね。
サンドリアの民家は大きく分けて南サンドリアの東と西に存在します。
元々が質実剛健なお国柄ですから、他国に比べると調度品は非常に質素なものが多いです。
ただ、シンプルながらも配置されている家具を見ると、
同じエルヴァーンの民家であっても、貧富の差がはっきりしているなぁという印象も受けます。
右のSSの上の民家ではテーブル代わりに木箱を四つ組みにして、その上にテーブルクロスをかけていますし、置いてある明かりも蝋燭です。
一方下の民家はしっかりとしたテーブルの上にランプ。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、調理道具などもフライパンにフライ返し、お鍋に布巾・・・と揃っていて、一定の体裁を保っています。
小さなラグも下の民家には置かれていますが、こういった物などもぜいたく品なのかもしれません。
ですが、「王室料理人」の旦那様がいる家となると、
こういった調理道具のそろい方もちょっと違います。
お鍋二つにフライパンも大・小。お皿も沢山あっていかにもーって感じです。
これだけならサンドリアの民家でもう一ヵ所、同じくらいの調理道具を持つ家があるのですが、
この民家ではテーブル上の充実度にも注目なのです。
特にあの有名な「突き刺さった包丁」があるのもポイント。この包丁を見るたびに、この置き方はどうなの・・・と思う私がいます。
さり気なく置かれている手前の緑色の山は、ラテーヌキャベツの千切りなのかな?などと想像をしています。
なんとなく王室料理人の旦那様が、手際よく千切りしている姿を想像すると、なんだか少し笑えてしまうのです。
さて、最後は私が気になっている民家をひとつ。
それは
「インソムニアの女」の舞台となる民家です。(インソムニア=不眠症)
NPCの側に壁には小さな絵(写真)が飾られています。
私がこのクエストを受けた時、NPCのPaouala が「眠れない」というのを聞いて
そばにあったこの絵から「きっと離れて暮らす娘さんの事を・・・」とか、
色々と想像した事を思い出します。
ちなみに夢のない事を言ってしまうと、
サンドリア内でこの絵と同じと思しきものが知る限りでは三ヶ所存在します。
でも・・・きっとそれぞれの家庭でそれぞれに思いのある異なる物なんだと思っていつも見ています。
サンドリアは所属国ということもあり、思ったよりも長くなってしまいました。
その他の国については、後編ということにしたいと思います。
続きは
「民家に見るNPCの事情(後編)」へ。
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