当時タルフレはまだFFを始めて5日程のプレイヤーさんでした。
前日にちょっとした事をきっかけにフレンド登録をした私達。
FFを始めてから、レベル上げを中心に遊んでいると話した彼に、
私は何気なく
「平行してクエストも少しずつやっておくとちょっといいかも」という様なことを、その日の別れ際に話しました。
翌日の事でした。
レベル上げに行っていた私にタルフレからのクエストに関する質問tellが入りました。
少なからず自分の言った事が影響があったのだろうと思い、
「また分からない事があったら聞いて下さいね〜」と返事をしたのです。
時々
「○○もらいました」と飛び込んでくるtellを少し楽しみにしながら、
レベル上げを続けていたのですが、そこに飛び込んで来たのは戸惑いの言葉でした。
「・・・レアさん、どうしよう・・・」「どうしたんですか?」「クエで届け物があるんですが、」今でもこのあとの言葉が鮮やかに蘇ります。
「橋の向こうに行かないとダメみたいなんです」
「橋越えたら敵って強いですよね」あ、私と同じだ!
同じような事を思ってFFでも橋の前で立ち往生した事がある私は、
妙な親近感を感じて返事をしていました。
「クエストは後から解く事も出来ますよ」
「ただ、敵の姿見えるから、ゴブリンやオークに見つからないように移動すれば、
そのクエは多分出来ると思います」「うーん、ちょっと不安ですが行ってみます」「がんばって〜〜」そう返事をした後も、まだ始めて数日の初心者さんである人に、
「見つからない様に移動すれば大丈夫」なんて言ってしまった手前
無事にクリア出来るか気になって仕方ありませんでした。
私自身のレベル上げも終え、パーティの方々とサンドリアまで一緒に帰還しながら
まだ来ない報告を待っていると
「いま着きましたー!」と tell が入ったのです。
ほっと胸をなでおろしながらお祝いの言葉を返し、
「帰りも気をつけてね」とキーボードを打ち終えた頃には、
私自身も既にサンドリアの目の前にいました。
サンドリアにエリアチェンジをし、競売前に向かっていると
前を走る人の中にタルフレの姿が見えました。
(なんだか異様に帰ってくるのが早いんだけど・・・。
そっか、サンドリアに着いてから tell くれたのか。)
「クエクリアおめでとー!」「あ、ありがとう。でも帰りにゴブにやられましたw」「あぁ、それで帰りが早かったのかぁ」「強さ調べる時間もなかったです」「あはは」「行く時に──で、それから──」ここから先はタルフレの「橋の向こう」の冒険談が続きました。
既にロンフォールは怖くない場所になっていた私でしたが、
同じくらいのレベルだった頃、橋や川の向こうに行くのが怖くて、
じっくり時間をかけて向かっていった事を思い出し、
当時の記憶が呼び覚まされたような気がしました。
楽しく冒険談を聞いているうちにすっかり長話に。
「報告にいってきます!」と嬉しそうに走るタルタルの後姿が今でも思い出されます。
それはタルフレも同じみたいで、
以前一緒に低レベル上げをしたときに件の橋の前に来ると、
「こんな小さな橋を越えるのが怖かったなんてなぁ」と
しみじみと話していたことがありました。
「クエの帰りに絡まれて帰って来たの覚えてる?」と意地悪く私が言うと、
「うんwあの時からこのキャラの冒険とネタ体質は始まったに違いないw」と笑いながら言っていました。
あの日、橋の前で踏み出すことをためらったタルフレと
今でもこうして一緒に遊べていることは嬉しいことだなぁと感じます。
普通であればちょっとためらわれるような無茶(&無謀)な事や、
ミッションの攻略に参加したり・・・
とても「橋の向こうが怖い」って言ってたなんて思えないですよね。
でも、それを越えなきゃ何も始まらないわけで。
タルフレも、私も、まだ見た事のない「橋」が沢山あって、
そのたびにきっと「こわ〜〜〜〜」なんて言いながら進んでいくのかなぁ。
そしてその橋の向こうの出来事を、
この日記につらつらと書いていくのだろうなと思います。
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【ごく私的なお話】
ようやく完全復活。もう大丈夫です。
お知らせ記事で復活宣言したのは良いものの、
久々にFFにインしてちょっと無茶をしてしまったのか調子が戻らず、
ここしばらくはすっかりヴァナから遠ざかっている状態でした。
「忙しい→体調崩す→なかなか復活できない」
このサイクルって、
「激しい運動→筋肉痛→なかなか回復しない」
っていうサイクルと少し似ているなぁなんて考えていると、
私も年を取ったんだなぁと妙に実感してしまいました(笑)
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