三人+三体は山に登れるのか(3) の続きです。
■ 逆襲のはじまりクァール戦のあとタルさんとした話は、「作戦会議」というには少々オーバーですが、
これまでの戦闘を振り返って改めてどうやったら勝てるのかを模索するものでした。
二人で思い思いに感じた事を出していきます。
「明らかにクァールの方が勝てそう、犬は不安」「MPが足りない」「もうちょっとMPはブーストできそう」「サイレス、スタンはよくレジられてたからこの際捨てよう」「戦闘中のバ系は出来る限りおいらがするよ」「エルさんにももっとハイポーションを持ってもらった方が良さそう」「私達もハイエーテルをタンクで用意しよう」「エーテル使ったあとの硬直がイヤだなぁ」などなど。
あとは同じ後衛として互いのケース毎の動きの目安や、優先順位の再確認をしていました。
そこで、今日のチャレンジの際にはエルさんに事前にメールを送りました。
今日は本気でいきます。アイテム欄沢山あけて待っててください
別に今までが適当だった訳ではないのですが、
やはりあと一歩及ばないのならば、こちらももっと本気を出さなければダメですよね。
エルさんにはハイポタンクを購入してもらい、
これまで以上に大量のハイポーションを持ってもらいました。
もちろん、私達もハイエーテルタンクを完備。
目指すは「Boreal Coeurl」の待つザルカバード!!
さすがにここまで来ると、あえてコレをしようとか言わなくても、
各自がそれぞれに必要な行動を勝手に始めていきます。
私はこれまで終始両手棍装備だったのを最初だけMP増強の為に片手棍に変更。
もちろんもう一方にはホーリーシールドを携えます。
タルさんも普段はHPが減るからとあまり着ける事がない
「HP-/MP+」のアクセサリを装備してかなりブーストしてきました。
そして、エルさんも。
実はこれまでのNM戦でエルさんの片手斧のスキルが上がっていたのです。
レベル55で片手斧といったら「ランページ」です!
「ランページ」の修得によって少し連携を変える事にしました。
タイミングをわざわざ練習までするという念の入れよう。
通算六戦目。クァール戦では三戦目。
連携からマジックバーストも決まり、出だしは快調。
TPがたまる度に覚えたてのランページが炸裂します。
ある程度削ったところでそろそろクァールも本気(?)を出してきました。
前回と同じシチュエーション!
エルさんの蝉が剥がれたタイミングでクァールがバーストの詠唱を始めたのです。
「まずい。蝉間に合わない」とりあえずエルさんのHPがMAXになるように回復。
バサンダラは・・・?よし、まだかかってる。
あとは着弾と同時に再度回復・・・と思ったら、私が引き寄せられた〜。
タルさんが即座に反応してエルさんの回復をフォロー。
私は再び離れた位置に戻ります。
このバーストをなんとかやり過ごした途端、クァールは絶対回避を発動。
なんていやらしい行動なんでしょう。
エルさんの攻撃は当然のように空を切るばかり。
「エルさん、がんばってタゲとってね」「おう!」タルさんの真骨頂発揮。強力な精霊魔法を連発しはじめます。
タゲを必死で維持しようと挑発を重ねるエルさん。
タルさんの精霊攻撃でタルさんも引き寄せられたりしながらも絶対回避タイム終了!
二人ともすごいよ!
あと少し、本当にあと少し。
エルさんのフェローが倒れていくのが見えました。
エルさんのHPを再びMAXに近い状態に回復したところで、私のMPは底をつきました。
タルさんのMPも厳しいものがありましたが、まだ魔力の泉が残っています。
私がハイエーテルを使用する時間が勿体無い・・・そう感じました。
・・・いまだ!
「おせ〜〜〜!」最後の追い込みをかけるように促しながら、クァールに向かっていきました。
クァールはサンダガ?を唱えていました。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
「おおおおおおおお」「やったー」「やった〜〜」氷石の転がる音が洞窟の奥から聞こえた……。「はやく」「とれた!」「にげろーw」「すぐ敵わくよー」「うれしい〜。ニヤニヤするw」こうして通算六戦目にして Boreal Coeurl に勝つことが出来たのです。
本当に嬉しくて嬉しくて。
今、こうして日記を書いていてもあの時の喜びが蘇ってきます。
勝利の余韻に浸りながらこの後をどうするか私は聞きました。
「これで気分よく終わる?それとも続ける?」エルさんは
「続ける」と言いました。
そこで、まだ一度も戦ったことがない Boreal Tiger の元へ行く事になったのです。
ようやく一つの波を乗り越えた私達。果たしてトラを撃破できるのでしょうか。
【この時点での戦況】
・Boreal Hound ・・・ 三敗
・Boreal Coeurl・・・ 撃破!!(三戦一勝二敗)
・Boreal Tiger ・・・ 未戦
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5.へ続く。エル戦さんと行く、限界突破への道を最初から読む →
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