パーティそのものは砂丘らしいのですが、彼はまだラテーヌにいます。
「やばい、砂丘への道がわからん」
「みんな何言ってるかわかんない」「落ち着け〜!砂丘は<フレ>一人で行ける様になってたんだから大丈夫!
砂丘に着いたら最初にマップ開いて、パーティがどこにいるか確認する事。
タブ変換色々試してみて」「わかった」そう言ったきりフレの発言はなくなり、タイミングを見て居場所を確認してみると
砂丘には無事に辿り着けていたようでした。
一方、私もその頃、久しぶりにフルパーティに参加する事になりました。
こちらも外国人パーティでしたが、なかなかノリのいい人達。
タブ変換などを駆使しての会話に「lol」の文字が並びます。
ふと、リストを見るとフレのレベルが一つ上がっていたので、
「
【おめでとう
】」と即座に送ろうとした所、私がパーティ内で誤爆をしてしまいました。
「おい、誰か誕生日なのか?」
「<ジョン(仮名)>の誕生日は昨日のはずだぜ」
「ミスでした」「何かいい事でもあったの?」
「実は私のフレがパーティデビューしてね、初めてなのにみんな外国人で緊張しているのよ」「ほー」
「外国語話せないらしいんだけど、無事にレベルも上がってたから、それでね」「すごいじゃん!」「そういう人がいるのは嬉しいね」
「初めてで外国人とPTを組むのはとても勇気がいる事だよ」
「Cool!」「とってもCoolだ!」
「私からも
【おめでとう
】と伝えておいてよ」
「いや、パーティ皆から
【おめでとう
】だよ」
私の調子に合わせてくれたのかもしれませんが、
こんな風に自分のフレの様にお祝いしてくれたことが嬉しかったです。
フレはその後さらに1つレベルを上げて、
とうとうサポジョブ取得への道が開きました。
パーティを終えたフレに私が組んでいたパーティの事を話すと、
さすがにいきなりはきつかったという本音が。そりゃそうでしょうね。
せめて日本人が一人でもいればもっと心強かったんでしょうけどね。
でも、皆からの
【おめでとう
】は素直に嬉しかったみたいで、
照れ隠しに
「英語なんて余裕だったよ」と笑っていました。
「でもさぁ、パーティってすごいね。経験値200とか何回もあったし」「うんうん」「わかんないなりに、最後の方ではちょっと動けたかなって思う」「そっかー、やるじゃん」「連携とか全くしなかったけどさ、試しで適当に合わせてみたら連携できたよ」「そこまで出来れば、初心者卒業だよ♪」外国人パーティでの経験はフレに経験値以上のものをもたらしたようです。
こういう時は案外、気楽に参加出来る事の多い外国人パーティというのは
良いのかもしれませんね。
「結構稼げたし、何言ってるかわかんなかったけど、
18なった途端、セルビナ戻って(サポジョブクエの)NPCに話せって
教えてくれたし、良い人達だったと思う」「そうだね〜、いいパーティに恵まれたね」「あ、でもしばらくは外国人パーティはいいやw」思わず笑ってしまいました。LV18
【おめでとう
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