フレが「景色を見たいなぁ」というので、アットワの山登りに挑戦してみる事にしました。
「え?あの山登れるの?」「そだよー」「あんな急な坂をどうやってのぼるん?」「え?」どうやらフレの頭では・・・
上のSSの様な感じで登っていく図を想像したようです。
さすがにそんな楽しいのぼり方は出来ませんが、
きっとパラダモの丘をのぼるのはこの方には喜んでもらえるはず。
辿り着いた分かりにくい登山口に立つとフレも「ここから登るの?」と驚いています。
私も初めてのときはワーワーキャーキャー・・・いう事も出来ず、
ただただ落ちない様にと緊張して行った事を思い出します。
きっとフレも同じ様な心境なのでしょうね。
それでも土煙が舞う事の多いこの場所が、珍しくいい時間にスッキリと晴れていたので、
時折立ち止まっては頼りない通路の上で一息ついて、その景色を楽しんでいました。
特に朝になり、日が昇り、山と山の間から光が一気に差し込んで来る瞬間に、
アットワの大地がパァーッと赤茶色に染まって行くところなどは、
本当に何度見ても息をのむ瞬間です。
上がったり、下がったりしながらようやく頂上に到達すると、
一気に緊張から解放されたかの様に走り回るフレ。
ひとしきり
「すごいなー」を言いながら、色んな方向からアットワを見てまわっています。
本当にここは開放感もあって雄大なヴァナディールの大地を
じっくりと感じられる場所ですよね。
私もしばらく黙ってお気に入りの場所で座ってしばしゆっくりと過ごしていました。
ヴァナ時間で一日には満たない時間でしたが、この頂上で過ごし、
刻々と変わる空の色と、雲の流れと、鳥が雄大に飛ぶ姿を見て、
「ここ気に入ったよ〜」と言ってくれた事が嬉しかったです。
見た目は私がフレを案内してやって来たパラダモの丘ではありましたが、
久しぶりにこうして登山をして一番楽しんでいたのは実は私なのかもしれません。
そういう意味ではこういった時間をくれたフレに感謝。
今回は私が先導しましたが、次回はフレに前に立ってもらって、
頑張って頂上を目指してみるのもいいかもしれないですね。
さぁて、頂上からの景色を楽しんだ後は、ダイブして帰りますか。
ここから一気に落ちていくのが好きだったりします・・・(笑)。
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