「よーし、こっちはOK」「こっちも用意出来たよ」「んじゃいくかー」セルビナからマウラへと移動し、そのままマウラでしばし待つ。
乗り込むのはいつものセルビナ行きじゃなく、
今日は「アルザビ行き」に乗り込むのです。
船を待っている内に、マウラは雨模様。それでも心は浮き立ちます。
いつもと変わらない船の到着が、今日はなんだか違うもののように見えて。
一緒に乗り込む人達の装備に、私達の装備はとても浮いたものに見えて。
あの日、アイテムを揃えてからおよそ三ヶ月。
いよいよこの船に乗り込む時が来ました。
船にどんな敵が出てくるか、その強さすら全く予想が付かない中で、
出港のムービーが流れ、画面が切り替わった瞬間、甲板に向かって走り出しました。
でも、待てよ・・・。万が一の事があるといけないから・・・とまずはリレイズ。
そして、基本のスニークをかけて、同船者の方が扉を開けたところで、私も外に出ました。
夜ということと、雨のせいで視界が非常に悪いです。
風景を楽しもうと思っても、遠く霞んで見えるだけ。
船の上では「セルビナ-マウラ」の航路と同じ様に、釣りを楽しむ人がいました。
「ここは何が釣れるの?」「魚はよく知らないけれど、大きな提灯アンコウみたいなのが釣れるらしい」「ほほーーー見て見たいな」「だねー。すごく強いらしいよ」少しでも良い景色を見られそうな・・・それでいて安全な場所をキープしようと
うろうろと甲板を動き回る、タルタルとヒュム。
そのときでした。
<同船者>はモンスターを釣り上げた!
Gugru Orobonの攻撃→<同船者>に、122ダメージ。
「オロボンでた!」「うおぉ」「アラの申し込み来てる、断ったほうがいいよね?」「え、いいじゃん、面白そう」「うちらLV46だよ」「向こうも装備見て大体想像ついてるよ」「いってみるかーw」既に船内にいたもう一組のPTを加えて、3PTの野良アライアンス。
「いいじゃん、面白そう」とか言った割には、私はものすごーくテンパってしまっていました。
それでも、
(あ、今、いいSS撮れそう)
密かにそんな事を思って少し・・・本当に少し近付いた時でした。
Gugru Orobonは、セイズミックテールの構え。
→<同船者>に、21ダメージ。
→<レア>に、805ダメージ。→<同船者>に、ミス。
<レア>は、Gugru Orobonに倒された……。
まーきーこーまーれーたー。
リレイズかけてて良かったよ(笑)。
ほとんど何も出来ていないんだけど、面白かった〜!
アラに誘ってくれた人に感謝です。
その後、また同じ方がオロボンを釣り上げて、
さらに近くでは雷エレがわくという、私にとってはこれ以上ないガクブルの状況を
衰弱した身体で見つめていました。
オロボン戦で夢中になっていた為、気がつきませんでしたが、
空はいつの間にか初期エリアの空ではなく、
いわゆるアトルガンエリア特有の質感の空に変わりつつありました。
途中、火山や鳥が周遊する島の合間を縫って、そろそろ到着かな・・・といった頃の事、
青い翼を持つ海鳥が、船に沿って沢山飛んで行きます。
進行方向を正面にして左側で最初見ていたのですが、右側から見たほうが
かなり近くで海鳥を観察する事が出来ます。
その鮮やかな色合いに目を奪われているうちにとうとう到着。
やっと来ました!
港でしばしその美しさと描写の細かさで呆然。
こればかりは色んな人の口からも聞いていましたし、
もちろん、巡回しているブログなどからの情報も沢山ありましたが、
自分の目で見て改めてすごいなぁって思いました。
さらに、そこにいるプレイヤーの方々の装備がとても豪華なこと。
とても場違いな場所に来た気すらします。
事前に攻略情報として入手しておいた
「羊皮紙」と「黒インク」だけは手元に持ってきていましたので、
それを渡してクエを一つクリア。
次に近くにいたNPCからマップを購入。
さぁ、ここからは漠然とした情報しか分かっていません。
とにかく目についたNPCにかたっぱしから話しかけてまわり、
タルフレとクエ発生場所などの情報交換をしながら街を走り回ります。
マップも購入したのでこれで迷う事なく街を歩ける・・・そんな風に思っていましたが、
当然、この考えは甘かったという事にこのあと気付かされる訳です。
この時点ではそんな事を思っていない私達。
暢気にキキルンとのやり取りを突っ込んでみたり、
「船宿行ってみたいね」などと話していたのでした。
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早くメモメモにゃ!
依頼人:Ahkk Jharcham(アルザビ港のミスラっ子)
報酬:アルザビの裏道情報を教えてもらえる
攻略:
依頼人から「羊皮紙」と「黒インク」を持ってくる様に言われるので、
それらを用意して渡す。選択肢はどちらでも構わない。
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