自ら走る音。
石畳の上、土の上、草の上、水溜りの上、砂の上・・・。
走っている時と歩いている時とでも微妙に音は変わります。
外に出ればもっと多くの音に出会います。
天気によって雨の音、風の音、吹雪の音。
たき火の近くに行くと、木がパチパチと音を鳴らしているのも分かります。
カサカサとモンスター達が歩く音。
大型のものになればドスンドスンと大地を揺らします。
ハチや鳥に近付けば羽音が聞こえますね。
場所によっては鈴虫のような虫の音が聞こえてきたりもします。
冒険者達が使う技や魔法の音。
モンスターの鳴き声。断末魔に似た叫び。
あるダンジョンの中でいきなり鳴り響くサイレンにびっくりした方も多いでしょう。
ダッダッダッダッ・・・少し重たい何かが走る音。
チョコボに乗った冒険者が隣を駆け抜けていきます。
再び街に戻ってギルドに行くとそのギルド独自の音が聞こえてきます。
コンクエで一位になった時にやってくる人々。
タルタルの鳴らすハープの音がとても目立つのですが、
この横でナイフでジャグリングしているミスラの横に立つと、
ナイフが風を切る音がよく聞こえてきて、
「近寄り過ぎないで。御自慢の髪や耳が惜しけりゃね。」
と彼女が言うのも納得。
音は様々な情報を伴って私の耳に届きます。
普段はその一つ一つを何気なく耳に入れながらヴァナで過ごしています。
実生活でも同様ですが、不要な音は意識する事なくフィルタリングされているという事。
ヴァナはそういう意味では、既にある程度音がカットされた状態にある訳です。
私は自然と「聞いていない音」がある事を、
「耳を澄ます」という行為をする事によって気がつく事があります。
こんな所でこんな音が鳴っていたんだ・・・。
今まで知らなかったそんな音に気が付くのも楽しいものです。
そんな私が音に関して不満な場所がひとつ。
それは酒場(やレストラン)。
せっかく吟遊詩人もいるのに、なんの音もないのが残念。
せめて話しかけた時だけ音楽を演奏する・・・とかあってもいいのになぁってよく思います。
いかにも酒場という感じの雑然とした様子を再現しようとしたら、
きっとエリアチェンジが必要になってしまいそうなので、
それくらいなら出来そうかなぁという事で。
それにヴァナにある酒場はどちらかと言うと、
少し高級なパブの様な雰囲気があって、雑然・・・はちょっと合わないかなぁと思うし。
「音」いわゆるSE(Sound Effect)をここでは取り上げましたが、
BGMが私達の記憶と密接に結びついているというものも沢山あるでしょう。
私よりもずっと先を進んでいるフレに聞いてみると、闇王戦のBGMがよく話題に出ます。
三国隣接地域のBGMはその国の出身者にとって「帰ってきたなぁ」と思う瞬間を与えてくれます。
私なんてBGMをOFFにしていても、ラテーヌからロンフォールに入ると、
勝手に頭の中でロンフォールのBGMが鳴っていますよ。
その一方で、効果的にBGMが使用されていない場所もいいなと思います。
プルゴノルゴ島なんかが代表的な場所でしょう。
あそこで聞く波の音は本当にゆったりとした時間を与えてくれますね。
ギルド桟橋で耳にする、魚が水面を跳ねる音も動きが感じられて好きですね。
皆さんはどんな音(BGMやSE)が好きですか?
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