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2024/11/21 17:06 |
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今日はログインもしていないので、約半年ぶりにショートストーリーを書いてみました。
実話を基にしていますが、あくまでも物語です。
ゲーム内の設定にない事も多々含まれています。
ご覧になる際は予めご了承下さいね。
サンドリア王国のとある一角で、
年若いエルヴァーンとタルタルの二人の冒険者がなにやら相談をしていた。
「ねぇ・・・やっぱりやめようよ。まだレベルも低いし危険だよ」
「ばかだなー。だからこそこういう護衛商売の人がいるんじゃないか」
「でもぉ・・・」
「海行きたいって言ったのはお前だぞ?まぁ俺だって海釣りをしてみたいんだけどさ」
「そうだけど・・・。でも、この店クモの巣とかはってるし・・・営業してるかも怪しそうだよ?」
タルタルの少年がそう言った途端に「バタンッ!」と強い音を立てて扉が開いた。
まだこの国に来て間もない二人はその音にビクッと身を震わせた。
「・・・営業・・・してるけど?」
中から出てきたのは意外にも女だった。客が来ないせいか覇気のない表情をしている。
彼女は埃を被った看板らしきものを軽くはたいた。
いかにもしばらく客が入ってなさそうなその看板に書かれていたのは・・・。
「ヴァナ・ディール観光協会」
実話を基にしていますが、あくまでも物語です。
ゲーム内の設定にない事も多々含まれています。
ご覧になる際は予めご了承下さいね。
サンドリア王国のとある一角で、
年若いエルヴァーンとタルタルの二人の冒険者がなにやら相談をしていた。
「ねぇ・・・やっぱりやめようよ。まだレベルも低いし危険だよ」
「ばかだなー。だからこそこういう護衛商売の人がいるんじゃないか」
「でもぉ・・・」
「海行きたいって言ったのはお前だぞ?まぁ俺だって海釣りをしてみたいんだけどさ」
「そうだけど・・・。でも、この店クモの巣とかはってるし・・・営業してるかも怪しそうだよ?」
タルタルの少年がそう言った途端に「バタンッ!」と強い音を立てて扉が開いた。
まだこの国に来て間もない二人はその音にビクッと身を震わせた。
「・・・営業・・・してるけど?」
中から出てきたのは意外にも女だった。客が来ないせいか覇気のない表情をしている。
彼女は埃を被った看板らしきものを軽くはたいた。
いかにもしばらく客が入ってなさそうなその看板に書かれていたのは・・・。
「ヴァナ・ディール観光協会」
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===Area : Southern San d'Oria===
私は南サンドリアでガードをしている。
私の持ち場から見える深紅のサンドリア国旗を、いつも誇らしく眺めている。
晴れの日も、雨の日も、風の日も。
黄昏の騎士王国・・・眠れる獅子・・・と揶揄する者もいるが、
それでも私はこの「サンドリア」という国を愛している。
高台から見つめる私の元にはめったに人は訪れない。
それでも、時折紛れ込んで冒険者がやってくると、
「一人でこんな所にいて辛くないのか」と聞かれることがある。
だが、これが私の務めであるし、それに私には同じ様な気持ちで街を
見つめているであろう仲間がもう片翼にいる。
片翼の仲間はいつも懸命に手伝いをする少年の姿と声を追ってしまうらしい。
東西に配置されたこの見張り台で、私達が見つめるのはサンドリア国民の営み。
この国に住む者、訪れる者達が、当たり前の毎日を送れる様に。
この平穏な時間を壊そうとするものがいれば何人たりとも私は赦すことはない。
我が国にいる時は最大限の力を持って守る。それが私のサンドリア人としての誇り。
・・・ただ・・・時々、競売所までの道のりを、裸同然で走り回る者たちがいるのだ。
上から見ていると・・・その・・・目のやり場に・・・いや、風紀が乱れていると感じる事がある。
特に女性冒険者には十分に注意してもらいたい。
私は南サンドリアでガードをしている。
私の持ち場から見える深紅のサンドリア国旗を、いつも誇らしく眺めている。
晴れの日も、雨の日も、風の日も。
黄昏の騎士王国・・・眠れる獅子・・・と揶揄する者もいるが、
それでも私はこの「サンドリア」という国を愛している。
高台から見つめる私の元にはめったに人は訪れない。
それでも、時折紛れ込んで冒険者がやってくると、
「一人でこんな所にいて辛くないのか」と聞かれることがある。
だが、これが私の務めであるし、それに私には同じ様な気持ちで街を
見つめているであろう仲間がもう片翼にいる。
片翼の仲間はいつも懸命に手伝いをする少年の姿と声を追ってしまうらしい。
東西に配置されたこの見張り台で、私達が見つめるのはサンドリア国民の営み。
この国に住む者、訪れる者達が、当たり前の毎日を送れる様に。
この平穏な時間を壊そうとするものがいれば何人たりとも私は赦すことはない。
我が国にいる時は最大限の力を持って守る。それが私のサンドリア人としての誇り。
・・・ただ・・・時々、競売所までの道のりを、裸同然で走り回る者たちがいるのだ。
上から見ていると・・・その・・・目のやり場に・・・いや、風紀が乱れていると感じる事がある。
特に女性冒険者には十分に注意してもらいたい。
僕はバストゥークに生まれたタルタル。
僕を作ってくれた人(=パパさん)が言うには、僕は「そうこきゃら」なんだって。
よくわかんないんだけど、パパさんは僕に色んな荷物を預けたんだ。
でも、パパさんは悩んでいたんだよ。
本当は「ウィンダスにしたかったんだ」って。
その方がパパさんが必要なお買い物がしやすいらしいんだ。
僕・・・消えちゃう?
パパさんのお役に立てないままおしまい?
僕が生まれた経緯はよく分からないけれど、
僕が消えてしまうことはパパさんの手にかかっている事くらいは分かってた。
でも、パパさんは頭を横に振ってこう言ってくれたんだ。
「せっかく生まれてきたんだから、このままでいいよ」って。
僕は最近合成にはまっているパパさんの為にクリスタルを預かったり、
時には自分の手でクリスタルを集めに行ってたんだ。
僕を残しておいてくれてよかったって思えるように。頑張ったんだ。
でも、パパさんはやっぱりウィンダスに「そうこきゃら」が欲しかったんだって。
で、突然言われたんだ。
「おい、ウィンダスまで旅してみるかー」って。
初めての長旅!嬉しい!タルタルの故郷ウィンダス。
一度見てみたかった。
でも・・・僕はまだレベル4で・・・その長旅には耐えられそうになかったんだ。
僕を作ってくれた人(=パパさん)が言うには、僕は「そうこきゃら」なんだって。
よくわかんないんだけど、パパさんは僕に色んな荷物を預けたんだ。
でも、パパさんは悩んでいたんだよ。
本当は「ウィンダスにしたかったんだ」って。
その方がパパさんが必要なお買い物がしやすいらしいんだ。
僕・・・消えちゃう?
パパさんのお役に立てないままおしまい?
僕が生まれた経緯はよく分からないけれど、
僕が消えてしまうことはパパさんの手にかかっている事くらいは分かってた。
でも、パパさんは頭を横に振ってこう言ってくれたんだ。
「せっかく生まれてきたんだから、このままでいいよ」って。
僕は最近合成にはまっているパパさんの為にクリスタルを預かったり、
時には自分の手でクリスタルを集めに行ってたんだ。
僕を残しておいてくれてよかったって思えるように。頑張ったんだ。
でも、パパさんはやっぱりウィンダスに「そうこきゃら」が欲しかったんだって。
で、突然言われたんだ。
「おい、ウィンダスまで旅してみるかー」って。
初めての長旅!嬉しい!タルタルの故郷ウィンダス。
一度見てみたかった。
でも・・・僕はまだレベル4で・・・その長旅には耐えられそうになかったんだ。
クロウラーの巣で負傷してしまった彼女。
傷が癒えた後、戦いの勘を取り戻す為にバタリア丘陵へと出向いた。
油断をすればまた自らが再び倒されかねない虎たちを、
ひそかに鍛えている両手棍を使って倒していく。
自身の手に感覚が戻るのを感じながらも、重い足取りで彼女はジュノの街へと戻って行った。
上層の街をモグハウスへと歩いていく途中でふと目につく看板があった。
〜毎日がスペシャルデー〜
(そういえば、以前にこの街に来た時に店に入ろうとして断られたんだっけ・・・。)
彼女は店の扉の前に立った。
本日:女性限定の日/マーブルブリッジ
傷が癒えた後、戦いの勘を取り戻す為にバタリア丘陵へと出向いた。
油断をすればまた自らが再び倒されかねない虎たちを、
ひそかに鍛えている両手棍を使って倒していく。
自身の手に感覚が戻るのを感じながらも、重い足取りで彼女はジュノの街へと戻って行った。
上層の街をモグハウスへと歩いていく途中でふと目につく看板があった。
〜毎日がスペシャルデー〜
(そういえば、以前にこの街に来た時に店に入ろうとして断られたんだっけ・・・。)
彼女は店の扉の前に立った。
本日:女性限定の日/マーブルブリッジ
(私の名前は「メリー」。ロンフォールに住む一頭の「Wild Sheep」。
今日は皆さんにロンフォールに生きた私が見てきた
冒険者達の歴史を色々とお話したいと思ってやってきたんだけど・・・。
ちょっとそれどころじゃなくなってしまってね。
もう丸一日こんな状態だから、自慢の毛皮もボロボロだし困ったわ。
あら・・・あっちから冒険者が来たわ。
ターゲットして「Ctrl」+「C」! ふむふむ詩人さんね。
革スキルは・・・大丈夫、私の皮は必要なさそうね(注1)
イチかバチか声かけてみようかしらね。)
「ねぇ、そこの詩人さん。ちょっと来てくれないかしら?」
詩人はキョロキョロと辺りを見回した。周囲はやや暗かったが、
闇の中でぼんやりとうかぶ白い毛から、そこにWild Sheepがいることに気が付いた。
しかし、詩人は家路を急いでいた。
一瞬立ち止まったが、また走り始めていた。
(やだ、あの詩人私を無視したわよ!どうしようかしら、あ、そうだ!)
「ちょっと、そこのかわいい詩人さん?お願い事があるんだけど」
「はい、なんでしょう^^^^」
(作戦成功。なんて簡単なのかしら。)
詩人は周囲の警戒をしながら、そのWild Sheepに近づいていった。
今日は皆さんにロンフォールに生きた私が見てきた
冒険者達の歴史を色々とお話したいと思ってやってきたんだけど・・・。
ちょっとそれどころじゃなくなってしまってね。
もう丸一日こんな状態だから、自慢の毛皮もボロボロだし困ったわ。
あら・・・あっちから冒険者が来たわ。
ターゲットして「Ctrl」+「C」! ふむふむ詩人さんね。
革スキルは・・・大丈夫、私の皮は必要なさそうね(注1)
イチかバチか声かけてみようかしらね。)
「ねぇ、そこの詩人さん。ちょっと来てくれないかしら?」
詩人はキョロキョロと辺りを見回した。周囲はやや暗かったが、
闇の中でぼんやりとうかぶ白い毛から、そこにWild Sheepがいることに気が付いた。
しかし、詩人は家路を急いでいた。
一瞬立ち止まったが、また走り始めていた。
(やだ、あの詩人私を無視したわよ!どうしようかしら、あ、そうだ!)
「ちょっと、そこのかわいい詩人さん?お願い事があるんだけど」
「はい、なんでしょう^^^^」
(作戦成功。なんて簡単なのかしら。)
詩人は周囲の警戒をしながら、そのWild Sheepに近づいていった。