ここ数日、低レベルのジョブで友人とレベル上げをしたり、
クエストクリアの為に一緒に行動する事があるので、
随分以前にクリアしたクエストなどを振り返ってみては色々と思い出しています。
私がまだサポートジョブもついていない頃の話です。
ようやくロンフォールの南側で、比較的安全にレベル上げが出来るくらいまでの
レベルになっていました。
西ロンフォールにある
「騎士の泉(ルフェ湖)」より少し東へと進んでいくと、
見張り塔のような建物が建っています。
ここには「バタリア菜」を売ってくれるNPCがいて、
北サンドリアで受けられる初期クエストの一つの目的地となっています。
その見張り塔を利用して、私はその周囲でレベル上げをしていました。
程よい強さの羊、キノコ、ゴブリンがいるこの周辺は
冒険を始めた頃であれば、ドロップ品もなかなかの魅力の場所です。
数体を倒しては、その塔の中で安全にヒーリング。
そして全快するとまた外に出て戦闘するのです。
こうして当時の私は着々とラテーヌデビューの為の下準備をしていた訳なのです。
そんなある日の事でした。
二連戦の後の自分のHPやMPを見て、あと一回くらいなら大丈夫そうだなと判断して、
私は新たな敵を求めに少しだけ離れた羊を釣りに行きました。
少し小高くなったその場所にいた羊。挑発を入れたところで、羊よりもさらに上の位置から
ゴブリンがこちらに向かって走ってくるではありませんか。
ゴブ・羊 → レア 塔
先程までの状況とはうって変わって、あっさりとこの構図が出来上がった訳です。
ですが私は慌てませんでした。
何と言っても、少し走れば見張り塔があるんですから!
私はくるっと方向転換をし、塔へ向かって一目散に走り始めました。
が・・・。
ゴブ・羊 →→→→レア ゴブ(POP!) 塔
この結果、
ゴブ・ゴブ・羊 →→→→→→ レア  塔
という構図に。
だけどやっぱり私は慌てません。
だって、目の前にはもう塔の入口が見えてますから。
中にいるNPCさえも見えます。
HPが削られながらも私はようやく塔の入口の階段にさしかかりました。
「あと少し!」
もしリアルで走っていたら、転がり込んだであろう私のキャラは
見事に塔の中へと移動する事が出来ました。
ささ、今のうちにヒーリング♪・・・と思ったら、
ゴブリン2体と羊があっさりと見張り塔に入ってきてしまいました。
一瞬「えええ」と声にならない声をあげる私。
2体のゴブリンと無遠慮に身体をぶつけてくる羊の攻撃によって、
その場でバッタリと倒れてしまいました。
私はこの見張り塔が「安全な場所」だと思い込んでいたのです。
今でこそ、生息範囲外のモンスターについては、
プレイヤーが戦闘不能になるとそこから消えるような仕様になっていますが、
当時はそういう仕様ではなかったんです。羊はともかく、ゴブリン二体が問題。
この後もしもクエストの為にバタリア菜を買いに来る人がいたら
どうしようかとビクビクしていました。
でも・・・!
私が横たわるその場所に別の冒険者の方が入ってきたのです。
装備品を見る限りでは私と大差なさそうなレベルです。
その方が入ってくると、ゴブリンはその方を攻撃に行きました。
「うわ・・・私のせいだ」
お詫びをしなくては・・・と思っていると、その方の後ろからはオークが三体連なっていました。
あら、まさか私と同じ事考えてたのかな。
結局、その方も私のそばで倒れました。
二人は同じ場所にホームポイントを設定していたみたいで、
その方にゴブリンを残したお詫びのtellを入れると、
「あそこに行っても助からないんですね」とその方。
やっぱり私と同じ事考えてた!
「私も塔の中だから助かると思って行ったらあのザマでした」
「お互い勉強になりましたね」
その方とはそれがご縁でフレンド登録させてもらって、
その後何度か一緒に冒険をしましたが、
しばらく二人一緒になるとこの塔での話が出てきました。
ところで私はこの塔を安全圏だと間違うより前に、
「アウトポストは安全」だと思っていた時期もありました。(過去記事
「松明の炎に思う」)
そのことをその方に話すと、
「それはありえない!」と一笑に付されてしまいました。
でも、あの見張り塔が安全だと考えた時点で私と大差ないと思うんだけどなぁ。
ロンフォールの見張り塔を見ると、当時必死に駆け込んだ思い出が蘇ります。
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