私のミッションランクは4。
魔晶石を集めて、あと一つ･･･ベドーの石さえ集めれば、いよいよ飛空艇に乗ることが出来ます。
ベドーは戦闘が絡む為、現在のレベルでは少し苦労しそう。
でも、どこまでやれるかだけでも見に行こうかと、相方と話していたのが先々週の事。
実は先週それを試してみるはずだったのが、相方に急用が出来た為実現とはなりませんでした。
ミッションの事を進めようとすると、私達の間で必ず出る話題があります。
それが、ミッション2-3
「他国を回れ」というドラゴンを退治するミッションの時の事です。
レベル25に近付いた頃から少しずつ進めていたサンドミッション。
私達はバストゥーク→ウィンダスの順に進めて行きました。
実は前世のキャラの時もこの順番で進めた私は、
当然の事ながらウィンダスのドラゴンがどういう攻撃をしてくるか
なんとなくですが覚えていました。
前世の頃にはまだBCにレベル制限がなかった頃で、
当時の私はレベル23程度、他のメンバーも同じくらい。
その中の一人のフレの方がお手伝いという事でレベル40くらいのジョブで参戦しておられました。
BCに入る前には綿密に打ち合わせ。
その中で「呪い」が怖いという話をしておられました。
これを解除できるのは「聖水」。
お手伝いの方が御自身の為に「聖水」を用意しておられたのが印象的でした。
で、私達が二人で倒す時にはBCにはLV制限があり、
当然制限であるレベル25まで上げての挑戦となりました。
レベル25になった途端に保険を稼ぐものだと思っていた私は大した心構えもなかったのですが、
相方が不意に「おし、明日ドラゴン行こう」と言ったので慌てて準備。
薬やジュース・オレ類などを用意し準備万端。あとは聖水。
私はその日一日聖水を探し回ったのです。
まずはリ・テロアの特産品にあるというのは知っていたので、
リージョン情報を確認→あいにく支配国なし。
ということは競売に頼るしかありません。
サンドリア･･･なし。
バストゥーク･･･なし。
ウィンダスも･･･なし。
出発前に競売を覗いたもののやはり出品されておらず、
結局手に入れないままなんとなく不安なままで出発したのです。
相方にそのことを告げると「なんとかなるって」と。
実際にそうであればよかったんですけど、
現実はあと少しという所でドラゴンの呪いが発動。私のHPが一気に減少。
相方の回復が追いつかない＆MP切れという事態に、
薬を飲みまくったもののとうとう追いつかず私が戦闘不能になったのです。
あと2ミリ程度のHPを残したドラゴンに相方が挑みなんとか勝利。
イベント後、BCを出ると当然私は倒れます。
相方のクリアをお祝いしつつ、私は先にウィンダスへ帰還。
相方も私もこれで「二人がクリア」になってるとは思っていませんでした。
相方は「もう一度リベンジ」と言いながらウィンダスに戻ってきたのですが、
ドラゴンを退治した事を報告すると、私もクリアとなっていて
相方がミッションクリアの喜びもそこそこに、がっかりしていたんですよね。
二人とも生存してクリアしたかった･･･と。
実は私自身は普通に勝利出来てよかったと思ったし、
ドラゴンの攻撃を事前に知っていたのに聖水を準備できなかった事や、
運が悪かっただけだと思っていたので、
そこまで「悔しい」「残念」という気持ちはなかったのです。
それに「二人で倒せた」という事が嬉しかったのです。
でも、しばらく相方が
「もう一回ドラゴン戦をやりたい」
「自分だけが生き残ったのが悔しい」
と言っていたのが印象的でした。
「なんだか（戦闘不能になった）私が申し訳ない気持ちでいっぱいになるから、
クリア出来た事を素直に喜ぼうよ〜」
と、私は相方に言ったものの、
私も同じ立場になったら、倒れたのが相方でなくてもそう思うでしょう。
やっぱり皆で生きてクリアしたいっていうのは理想です。
その時以来、ミッションの区切りなどは必ずこのドラゴン戦の事を
二人で思い出すんです。
ベドーの魔晶石を得る事が出来るのは一体いつになるか分かりませんが、
少なくとも戦闘不能になっている間に、ポロっと鞄に必要なアイテムが入ってきて
･･･なんて事がないように、二人で思い切り笑って終わりたいです。
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