ログインをしてウロウロしているとどこかで見た名前なんだけれども、
あまり記憶にない方からtellが来ました。
その方「こんばんは〜。もしご都合よろしければチョコボクエ一緒にどうですか?」一瞬、何かの間違いかと思って答えるのに少し間が空いた時、
その方から更なるtellが来ました。
「前にウィンダスまで競争した者ですよw」私「あぁ!!!」以前、
この記事で書いたチョコボライダーの方からのtellだったのです。
その方「ちょうどいらっしゃったので声をかけてみました。もしまだでしたらやりません?」私「リベンジの為の練習ほとんど出来てないですよ?」その方「でも、手は抜きませんよ?」私「私も全力でいきます」そう言って私は急いでチョコボ厩舎まで走って行きました。
「全力で行きます」なんて言った以上、ちょっとは頑張らないとと思い、
鞄の空きスペースを増やすべくアイテムを預けてみたり、
いくつかの装備を外してみたりと、
私なりに「軽装」になってチョコボにまたがりました。
ヴァナ時間で「00」になったと同時に乗り込んで、
二人のチョコボライダーはサンドリアを出発したのです。
ほぼ併走状態でラテまでを抜けます。
私もそうですが、相手の方もきっと相当走りにくいはず。
だからと言って、お互い自分の「ベストルート」を譲る事はありません。
ただ、私の方が若干ロード時間が長いのか、
少しずつですがその方との差が開き始めていました。
バタリアに出て少しずつ追い詰め始めたとき、その方のルートが少し変わりました。
起伏の多いバタリアでは、私は極力起伏が少なく直線的にいけるルートで走ります。
その方も以前は私と似たようなルートを走っておられました。
ですが、すっと私の前を開けるように、その方は左へとそれました。
まるで私に道を譲るように。
そっちへ進むと起伏の多い場所を通らなくてはならないのにです。
「よし、抜けた!」
そう思った瞬間、その方は私の後ろにピッタリとくっついたのです。
これは併走する以上に走りにくいのです。
なにせ主観でありながら、相手の姿がチラチラと画面に入ってくるのですから。
ただ、これは恐らくその方も同じ条件。
動揺しちゃダメだと思いつつも、ほぼ私のルートに重ねてチョコボを走らせるその姿に、
私は違う緊張感を持ってしまったのです。
もしかしたら自分が走っているルートは、本当に最短なのかもしれない。
・・・という事はミスしたらアウト。
エリアチェンジではやはり私がもたつくものの、
ロランベリーを抜けてのタイムはこれまでのベスト記録です。
(ベストタイムを狙ってみたい。)
そんな考えがふと頭をよぎった瞬間の事でした。
私が一番得意としているソロムグの、いつもなら引っかかる事のないような場所で
ひっかかってしまったのです。
気がついたら、私は自分のルートを走っているつもりでしたが、
その方にくっついて走られる事によって、その道が正しいと思わされて、
ミスリードされていたんですね。
私が少し引っかかったそのタイミングを逃さず、その方はすっと前へと抜け出していきました。
くやしい〜〜〜〜〜。
でも、とっても鮮やか!かっこ良かったです。
終わった後もしばらくその作戦の話ですっかり盛り上がってしまいました。
その方「前と比べたら今日はすごく早かったので、いやらしい作戦を取ってしまいました」私「頭脳プレイですよね。やられましたー」その方「レアさん、ベスト更新したんじゃないですか?」私「ええ、久々の更新です〜。とっても緊張感がありました」「またやりましょう」とお互い大いに盛り上がりつつ、
二人のライダーの真剣勝負は幕を下ろしました。
その方に「早いと思った」なんて言ってもらえて嬉しかったなぁ。
でもそれ以上に早い方がいるというのがやっぱりすごいですよねぇ。
世界はまだまだ広いです。
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