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2024/03/29 08:14 | Comments(-) | TrackBack(-) |
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ほろにが柔術着
私はもともとあまり装備にこだわらないほうです。
そんな私がモンクを上げているときに、
最初に「これは欲しい!」と思った装備が「柔術着」でした。

当時、競売をチェックすると100万ギルを超えるもの。
NMを倒せば出ると知り何度か挑戦しましたが、出たのは「柔術下ばき」ばかり。
高額アイテムという事もあって、その頃のダボイには金策目当てと思われる人や
高レベルの方がピリピリとしたムードの中で張り込んでいました。
そんな中に、やっとレベル39になった程度のモンク(引退した相方と二人ですが)
では太刀打ちできなくて、次第に足が遠のいていきました。

かといって、競売で購入するほどのギルもなく・・・。

そんな事を知ってか知らずか、
フレの一人の竜さんがとうとう「柔術着取得ツアー」と称して、
私を引き連れてダボイへ。
竜さんはご自分のお仲間も連れていらっしゃっていて、
さらにレベル75のジョブを皆さんお持ちであるにも関わらず、
最高でもレベル50のジョブで勢ぞろい。
全ては私が肩身が狭くならないように・・・という配慮の元で調整してくれた事でした。

数回に分けて対象のNMを狩る事に成功する事が出来ましたが、
沢山の「柔術下ばき」を小脇に抱えた状態になってしまい、
いたたまれなくてパーティの解散を提案しました。

「落とすまで行くよ」
「アイテムを取る為に集まってるんじゃなくて、
皆で遊ぶために来てるだけだよ」

こんな風に言って下さって本当に嬉しかった事を今でも思い出します。
その後も折に触れて「柔術着どうなった?」「また行こうね」と
声をかけてくださったのですが、自分のレベルがもう少し上がったら
お願いするのでーと言ったまま、その方々に声をかける事なく
現在のレベルに至りました。
「柔術着」を買ってしまいました

その「柔術着」ですが、他の装備などでも見られる傾向と同様に、
現在はかなり安くなっています。
それでも10万は超えているので高いなぁと、貧乏街道まっしぐらな私などは思ってしまうのですが、
やはり100万時代を知っている者としては、とっても破格の金額に見えてしまいます。

大量の出品もあったことで10万には満たない数字を何気なく入れてみるとあっさり落札。
とうとう「柔術着」を手にすることが出来ました。
制限エリアでの行動も多いですし、
忍者もこれから40を迎えるかもしれないし・・・と思うと、
良い買い物が出来たのではないかと思います。

そんな折、制限エリアに行く為に柔術着を着てタブナジアをうろうろしていた時の事、
同じエリアに取得ツアーを企画してくれた竜さんがいて、
私に手を振ってくれました。

「柔術着!着てるとこ初めてみた!」
「実はこの間競売で買ったばかりなんです」
「おおー!おめでとう!!前の時は全然出なかったもんなぁ」
「あの時のパーティは本当に嬉しかったんですよ。
でも、なんとなく悪いなぁと思って手伝ってって言えなくって・・・」
「いやいや、分かってるから気にしないでいいよー。
それよりプロMクリアおめでと~○○から聞いたよ!」

と、そこからは雑談モード。
お互いにその後の約束があったのでそんなに話は出来ませんでしたが、
驚いたのはそのあとでした。

柔術着、早速活用しています

しばらくして右上にピコピコと点滅するメッセの着信。
見てみると当時お手伝いいただいた方から「おめでとう」のメッセージ。
その中にはレベル差などの事もあって、
街中ですれ違えば挨拶を交わす程度になってしまっている方もいました。
かつてなかなか取れなかった思い出と一緒にお祝いの言葉を綴ってくれてる方もいて、
あれから数年経過していますが、覚えていてくれていた事が嬉しかったです。
それと合わせて、ほんの少しほろ苦い気持ちになりました。

あの時、皆と一緒に取りに行っていた頃にドロップしてくれていたら・・・って。
その場で皆笑って解散できたのになぁって。
今では引退してもうヴァナにはいない方もいらっしゃいます。
その人に嬉しい結果を伴っての「ありがとう」といえなかった事も、
ほろ苦い気持ちにさせる一因なのかもしれません。

今は高レベルのジョブがあるのでアイテム取りはずっと楽になりました。
それでもアイテムのドロップは運次第。
誰かの欲しい物を取りに行って、それが取れなかったとき、
なんとなくやり残した宿題みたいな感じになって気になります。

もしかしたら手伝って下さったフレさん達も・・・、
特にフレさんに声をかけて人集めまでしてくれた竜さんは、
なおさらそんな気持ちがあったのかもなぁと思います。

今の私であれば、きっとソロで倒せる柔術着NM「Poisonhand Gnadgad」。
出来るだけ近いレベルでパーティを組んで、
皆で挑んだあの数日間の事は忘れませんし、私の大切な思い出のひとつ。
今回の事がきっかけで皆で印章戦に行こうという話になったりして、
「柔術着」が取り持つ縁・・・といった感じでしょうか。

カンパニエで同名の敵を見るたびに、こいつが落とさないかな・・・などと
つい最近まで思ったこともある「柔術着」にまつわる話でした。
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2008/07/19 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | [FFXI]-その他
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